Case Study 佐賀県様との共同開発で生まれた「書式台帳管理システム」
書式台帳管理システムは、佐賀県様との共同開発で生まれた「本庁と現地機関の情報共有」を実現するためのシステムです。
書式台帳管理システムで、すべての許認可台帳を管理することによって、本庁と現地機関の照会確認
作業が軽減され、業務の効率化にもつながります。また、各現地機関における許認可台帳の管理は、個別でシステム化を行う傾向にあり、処理ソフトの違いから管理の方法も様々です。
ひとつのシステムで台帳を管理することにより、開発コストの削減が実現します。
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既存の台帳の書式を利用して、紙の台帳と同じようにデータの閲覧・検索ができます。
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低コストかつ迅速に、複数部門にまたがる情報の共有化と業務の効率化を実現します。
知財創庫のシンボルキャラクター「SAGAS」くん。
創業の地「佐賀」と記録を素早く「探す」から名付けられました。
特長
設計変更リアルタイム
書式台帳管理システムでは、DBの設計変更作業や入出力帳票設計が運用を止めることなくリアルタイムで行うことができます。
設計変更等の作業は、管理者権限が与えられた人のみが許可された操作で現場で簡単に変更することができます。
完全記録方式
権限のある人からのアクセスであっても、悪意のあるデータの書き換えが無いとは言いきれません。
記録の完全性を維持するために書式台帳管理システムでは、完全記録方式を採用しています。
完全記録方式は、変更された情報を上書きするのではなく、変更前の情報と変更後の情報を残す方式のことです。
アクセス権限
書式台帳管理システムでは、記録が権限の無い人による追加、削除、変更、利用から守るために
ID・パスワードでの管理に加え、 DBに対する操作権限を設定することができます。
操作権限は、管理者権限、編集権限、参照権限の3種類です。
これにより、権限が無い人からのアクセスが出来なくなり記録を安全に運用することが可能です。
使い慣れた帳票を活用
システムを変更する場合に一番ネックとなるのが、これまでの操作性が維持できなくなることです。
そこで、書式台帳管理システムでは使い慣れた帳票類をそのまま活用できるように書式管理機能を搭載しています。 データの入力、検索、出力を、これまでの帳票レイアウトそのままのかたちで利用することができます。
不正操作防止
書式台帳管理システムでは、全ての操作を記録していますので、データの改ざんなどの不正操作を防止することができます。
万が一、改ざんや情報漏洩が発覚した場合はログを解析し「いつ」「だれが」「どのデータに対して」「どんな操作をしたか」を調べることができます。
システム構成例
サーバ
知恵の森サーバは、記録管理専用サーバです。
OSはLinux、ディストリビューション(*1)は、CentOSを使用しています。
サーバは3種類あり、松竹梅を取りそろえております。
ご導入形態によって異なりますので、弊社営業担当にご相談ください。
(*1)ディストリビューション Linuxなどのカーネルとアプリケーション等の パッケージを
まとめてインストールできるようにしたものです。
世界中のベンダーやボランティアによって、様々なディストリビューションが開発されています。
サーバ構成
マスタサーバとバックアップサーバ、監視用PCの3台構成です。
ご導入形態によって異なりますので、弊社営業担当にご相談ください。
マスタサーバとバックアップサーバは、システムに対して行われた処理(設計変更、データ更新等)
について、1分間隔で同期をとります。
どちらかのサーバに障害が発生した場合でも、安心して運用を継続することが可能です。
SSO(シングルサインオン)との連携
佐賀県様では、SSO連携で書式台帳管理システムをご導入いただいております。
サーバは、震度7でも絶えうる耐震構造に加え、24時間365日の有人監視体制のデータセンターで
保管されています。
准看護師管理台帳
利用事例
准看護師試験に合格された方に対する合格者証の発行及び、申請のあった方に対して免許証を発行するDBです。大まかな流れは、3月上旬に決定する合格者の情報を、CSV一括登録機能で共有DBに登録します。登録された情報から、合格者証と免許証の印刷を行います。
備品管理台帳
各現地機関で管理している備品(一般備品、重要物品)のデータを共有しており、備品の購入から管理換、棄却までの情報を履歴として管理しています。 ひとつひとつの備品には、自動採番機能で割り当てられた備品番号がついており、購入以降の処理についてはこの備品番号をもとに処理を行います。