Point3 e-File 記録管理基盤
e-Fileは、ISO15489/JIS x0902準拠の記録管理基盤です。
追記型完全記録方式(WORM型、Write Once Read Many)を採用し、記録改ざん・不正アクセス・
情報漏えい等に対処する高い情報セキュリティをもつ記録管理基盤です。また、操作ログの
追跡監視機能によりシステムとデータの情報セキュリティの向上が図れます。
ISAM(カード型)データベースを搭載
急激なスピードでビジネスが移り行く現在、
迅速に対応できないシステムでは組織の成長や
変化に合わせることができません。
知財創庫はお客様の変化に合わせて柔軟に、
簡単に対応できるようにISAMデータベース
エンジンを採用しています。
一般的なリレーショナルデータベースは、
データが複数のデータベースと連携しているため、
データベース構造の追加、修正が簡単には行えず、専門ベンダーやシステム会社に依頼する等、コストと時間がかかるという問題がありました。
一方、ISAM(カード型)データベースはカード型の一つのデータベースに情報が集約されているため、データの追加や修正が容易であり非常時の対応も簡単に行えます。追加・修正作業も簡単で、ベンダーに依頼することなくユーザー自身が項目追加や変更を行うことができます。
WORM (Write Once Read Many)の考え方をデータベースへ
膨大なデータを扱う事ができるデータベースですが、「誰でも、簡単にデータ変更、削除」が出来るため、記録されるべきデータの完全性を担保するには、CD-Rのように一度書き込んだデータは読み取る事しかできない追記型による完全記録が必要となります。知財創庫は「Write Once Read Many」という発想をデータベースに取り入れた完全記録方式のデータベースを採用しています。
証跡が全て残るデータベース
データベースは通常、「誰がどのデータに対して何をしたのか」という情報を記録していません。気密性・完全性・可用性の情報セキュリティが求められている現在、重要な情報資産の管理がなによりも大切となります。知財創庫は、記録管理の世界基準であるISO15489に準拠し、データベースへ「誰が、いつ、何をしたのか?」を全てログに記録保存しています。
お客様のデータを分散保管
お客様のデータをクラウド、アプライアンスサーバ等に分散保管することで、地震や津波などの災害によるデータ喪失を軽減するディザスタリカバリ対策が図れます。
知財創庫では、独自バックアップ方式により1レコード単位でバックアップを実施、その際、お客様拠点とクラウド間、本店と支店間等、複数拠点にデータをバックアップ保管することで、災害によるデータ喪失のリスクに対応できます。
知財創庫のシンボルキャラクター「SAGAS」くん。
創業の地「佐賀」と記録を素早く「探す」から名付けられました。
記録管理専用サーバ「知恵の森」
記録したデータの改ざん/消去を防止するWORM型ストレージは、富士通・日立・IBM・EMCなどの大手メーカーから多くの製品がリリースされていますが、WORM型は一度書き込まれたデータの消去・変更ができないため、容量が一杯になるとハードウェアの増設等の追加投資が必要となり、高いランニングコストが発生します。
ジムコが開発した知恵の森は、安価なPCサーバにより記録管理用サーバを構築し、各種媒体への
アーカイブ出力を可能としました。
ディストリビューション(*1)は、CentOSで構築されており、マスタサーバとバックアップサーバ、
監視用PCの3台構成です。マスタサーバとバックアップサーバは、システムに対して行われた処理
(設計変更、データ更新等)について、1分間隔で同期されます。どちらかのサーバに障害が発生した
場合でも、安心して運用を継続することが可能です。
※サーバ構成はシステム規模、目的などの導入形態によって異なります。
※ご導入の際は、弊社営業担当までお問い合わせください。
(*1)ディストリビューション
Linuxなどのカーネルとアプリケーション等のパッケージをまとめてインストールできるようにしたものです。 世界中のベンダーやボランティアによって、様々なディストリビューションが開発されています。